GUIってなに?
CUIと何が違うの?
こんなお悩みを解決します。
本記事の内容
・GUIとは何か
・GUIの誕生とAppleの話
・GUIのメリットとデメリット
本記事の信用性
本記事の信用性
本記事を書いている僕は、自作PC歴10年。現在はWindowsの自作PCとノートパソコンのMacbook Proを愛用しています。
最近は愛用の自作PCでSteamのゲームとAPEXをプレイしています。
初めて自作PCを組み立てようと調べ物をすると、今までに見たこともない単語が山盛り出てきますよね?
僕も初めて自作PCを作ったときは、本屋へ行き雑誌などで情報を調べまくりました。
今回は、よく聞くけど分かりづらいIT用語のGUIについて解説します。
GUIとは?基本概念について
GUI(Graphical User Interface)は、コンピュータやデバイス上でユーザーとの対話を可能にするインターフェースの形式です。
GUIとは何か?
では実際に、GUIとは何かを見てみましょう。
まず、従来のテキストベースのインターフェース(CUI)はどんな感じかというとこんな感じ。
これはWindowsの”コマンドプロンプト”ですが、見ての通りコマンドを知らないと何も操作できません。
現在のパソコンはそんなややこしいコマンドなんて知らなくても操作できますよね?
アイコンをクリックしたらソフトは立ち上がりますし、スマホなんて画面をタッチしたら操作できます。
GUIとは、グラフィカルな要素やビジュアル的な表現を使用して情報を表示し、ユーザーが直感的に操作出来るようにしたものなのです。
GUIの誕生とAppleの判断
今では当たり前に使われているGUIですが、もちろん昔はそんな事ありませんでした。
GUIの世間への普及を促したのはなんと、かの有名な“Apple社”だったのです。
GUIの誕生の背景
従来のコンピュータは、コマンドラインインターフェース(CUI)を使用して操作されていました。
そのためユーザーはテキストベースのコマンドを入力して操作を行う必要があり、初心者に非常に学習が難しかったのです。
また、情報の可視化や複雑な操作を行う際にも限界がありました。
そんな中、最初のコンピュータとされる「ENIAC」が誕生してから60年、1968年にAlan Kay氏が“Dynabook構想”を発案しました。
アメリカの科学者Alan Curtis Kay氏が提唱した、理想的なパーソナルコンピューターコンセプトのこと。
また、子どもから老人まで誰もが簡単に使え、持ち運びも可能なパソコンの未来像のこと。
今聞くと当たり前のようですが、当時一台のパソコンに対し空調の効いた部屋を一つ用意していた時代では、革命的なアイデアでした。
当時では考えられないアイデアだったんだね!
そんな世の中で実現不可能だと思われた”Dynabook構想”ですが、Alan Kay氏はXerox社で開発を続け、なんと1973年に「Alto」という試作機を完成させます。
もちろん理想とは程遠いものでしたが、ディスプレイ・マウス・マルチウインドウなど、現代にも及ぶ画期的なインターフェースを生み出しました。
こうしてGUIは誕生したのです。
世界的革命を産んだAppleの判断
しかし、当時のGUIは非常に使いづらい上に高価なものでした。
そんな中GUIに目をつけたのがかの有名なAppleです。
様々な周囲の猛反対を押し切り、GUIを搭載したパソコンを販売しました。
1984年に発表されたそのパソコンこそ「Macintosh」(マッキントッシュ)、現代のMacの先駆けとなったパソコンなのです。
この発表は世の中に大きな衝撃を与え、後にWindowsもGUIを搭載したパソコンを発売することになりました。
僕達がパソコンを使えるのはXeroxとAppleのおかげなんだね!
GUIのメリットとデメリット
GUIの主な特徴は、直感的な操作性と視覚的なフィードバックにあります。
ユーザーは画面上のアイコンやボタンをクリックするなど、視覚的な手がかりを元に操作を行うことができ、情報の可視化や複雑なタスクの簡略化に役立ちます。
GUIのメリット
GUI最大のメリットは、ユーザビリティの向上と学習コストの削減です。
直感的な操作性により、初心者でも簡単にシステムを操作できるため、学習コストが低くなります。
さらに視覚的なフィードバックによって、ユーザーは自分が行っている操作の結果をすぐに把握できるため、ミスの予防や効率的な作業が可能となるんです。
例えば、スマートフォンのホーム画面を想像してみてください。
アイコンやウィジェットをタップすることでアプリを起動したり、画面をスワイプして画面を切り替えたりできますよね?
直感的な操作ができて、幼稚園児でも操作できる程簡単になっています。
これこそがGUIの恩恵によるものなのです。
GUIのデメリット
一般人にとってはメリットしかなさそうなGUIですが、当然デメリットもあります。
それは、プログラムにおける利便性です。
GUIは、GUIが導入されるまで主流だったCUIに比べ、処理が重くなりがちで、操作履歴なども残しにくい傾向にあります。
そのため、プログラマーやシステムエンジニアの間では、CUIの方が重宝されているのです。
まとめ:GUIは現代のPCを気づいた偉大な技術
今回は、GUIについて解説しました。
GUIはパソコンを感覚的に操作できるようにしてくれる、偉大な技術です。
私達がこうしてパソコンやスマートフォンを触っていられるのもGUIのおかげということです。
パソコンについて調べたりすると、聞いたことも無いような単語がたくさん出てきます。
このブログでは自作PCを含むパソコンに関する様々な知識を発信しているので、他の記事もぜひ読んでみて下さい。