eスポーツは頭おかしいって言われてるけどホント?
eスポーツってそもそもスポーツなの?
こんなお悩みを解決します。
本記事の内容
・eスポーツが頭おかしいと言われる背景
・eスポーツはスポーツじゃないのか
・スポーツと呼ばれる他の競技
本記事の信用性
本記事を書いている僕は、自作PC歴10年。現在はWindowsの自作PCとノートパソコンのMacbook Proを愛用しています。
最近は愛用の自作PCでSteamのゲームとAPEXをプレイしています。
eスポーツは、競技としてのビデオゲームプレイを指す言葉ですが、一部の人々からは「頭おかしい」との批判があります。
確かに、eスポーツは本当にスポーツと呼べるのでしょうか?
この記事では、スポーツの定義を踏まえながら、eスポーツの特徴や他のスポーツとの比較を通じて、その議論を解明していきます。
eスポーツが頭おかしいと言われる背景
まずそもそも、なんで「eスポーツは頭がおかしい」なんて意見が生まれるのでしょうか。
考えられる理由として大きく以下の2つがあげられます。
・伝統的なスポーツとの違い
・身体的活動が少ないことへの疑問
一つ一つ見ていきましょう。
伝統的なスポーツとの違いが焦点
eスポーツは、伝統的なスポーツとは異なる特徴をいくつか持っています。例えば以下のような点です。
- eスポーツは電子機器を必要とする
- eスポーツは室内で行われることが多い
- eスポーツは年齢や性別に関係なく参加できる
- eスポーツはタイトルやルールが多様で変化しやすい
これらの特徴は、eスポーツの魅力や可能性を示していますが、同時に伝統的なスポーツと比較されることで、否定的な見方をされることもあります。
例えば、以下のような意見です
- 「電子機器を使うのは不公平だ」
- 「室内で座っているだけでは運動にならない」
- 「年齢や性別に関係なく参加できるのは競争力が低い」
- 「タイトルやルールが多様で変化しやすいのは安定性がない」
伝統的なスポーツとの違いは他にもあります。表にしてみました。
伝統的なスポーツ | eスポーツ | |
競技場の特性 | スタジアムやアリーナなどの 物理的な場所で競技が行われる | 長い歴史と豊かなスポーツ文化を持っている |
スポーツの文化 | インターネットや専用の競技施設 を通じてオンラインで行われる | 比較的新しく、スポーツ文化 の中で位置付けられるまでには時間がかかる |
このように、eスポーツは伝統的なスポーツの価値観に合わないという理由で、頭がおかしいと言われることがあるのです。
身体的活動が少ないことへの疑問
eスポーツがスポーツとして認められないもう一つの理由は、身体的活動が少ないことへの疑問です。
この思想が、「eスポーツをスポーツとして認めること」に抵抗を感じる人々を生み出している一番の理由ではないでしょうか。
実際、一般的な思想として「スポーツは身体を動かすこと」という認識の人は多いと思います。
スポーツは身体を動かすもの。身体をあまり使わないeスポーツは、スポーツとは言えない。というわけです。
確かに、スポーツといえば「身体を動かしてすること」のイメージは強いですし、eスポーツは主に手や目を使うだけで、全身を使った運動ではありません。
しかし、身体的な活動が少ないからといってスポーツではないと言い切れるのでしょうか。
例えば、射撃競技やボウリングなどの伝統的なスポーツでも、身体的な活動は限定的ですが、それらはスポーツとして広く認められています。
ではそもそもなぜeスポーツは「スポーツ」と名付けられたのでしょうか。
eスポーツはスポーツじゃないのか
では、eスポーツは本当にスポーツではないのでしょうか?それに答えるためには、まずスポーツとは何かを知る必要があります。
ここでは、スポーツの語源や本来の意味、運動とスポーツの違い、ゲームとeスポーツの違いについて見ていきましょう。
スポーツの語源はラテン語!スポーツの本来の意味
「スポーツ」という言葉は、英語の「sport」から来ています。
しかし、英語の「sport」は、もともとラテン語の「disportare」という言葉に由来しています。
この「disportare」は、「分散させる」「散らす」という意味で、元々は「仕事や日常から離れて楽しむこと」娯楽や遊びといった意味合いが強い言葉でした。
つまりスポーツとは本来、身体的な活動に限定されるものではなく「気分転換や娯楽として行う活動」ということだったんです。
ただし、時代とともに「スポーツ」の概念は進化し、身体的な活動や競技性が強調されるようになりました。
そのため、eスポーツが伝統的なスポーツと同じくらいの身体的な要素を持つのか、という点が議論の焦点となっているのです。
eスポーツも他のスポーツと同じく、仕事や日常から離れて楽しむことができます。
このように、スポーツの語源から考えると、eスポーツもスポーツの一種と言えるのではないでしょうか。
運動とスポーツの違い
「スポーツ」の概念が身体的な活動や競技性などを伴うようになったことで、「スポーツ」という言葉は、「運動」という言葉と混同されることが多くなっています。
運動とは、「身体を動かすこと」を指す言葉で、娯楽や健康、美容のために行われることが多いです。
例えば、ランニングやウォーキング、ヨガなどが運動にあたると言えます。しかし、ランニングやウォーキングは「スポーツ」としても存在しますよね?
では、運動とスポーツはどう違うのでしょうか?一般的に、運動とスポーツの違いは以下のようになります。
- 運動は個人的な目的や効果を重視するが、スポーツは競争や協力を重視する
- 運動は自由に行えるが、スポーツはルールや制約がある
- 運動は身体能力を高めることが主な目的だが、スポーツは知能や技術も必要
このように、スポーツには身体的な能力や技術の向上が求められ、競技者同士の対戦や試合が行われます。
一方で、運動は個人の健康促進や楽しみを目的として行われる場合が多く、競技的な要素が必ずしも求められるわけではありません。
つまりスポーツは、“競技性”が重要視されるのです。
eスポーツは、プレイヤー同士の競技性や対戦が存在し、ルールに基づいた競技形式が取られます。そのため、eスポーツは運動の一形態として位置付けられることができます。
ゲームとeスポーツの違い
では今度は、「スポーツと運動」のように混同されがちな「eスポーツとゲーム」について考えてみます。
ゲームとは、「ルールに従って勝敗や得点を競う遊び」を指す言葉です。例えば、チェスやカードゲーム、スポーツなどもゲームと呼ばれたりします。
では、ゲームとeスポーツはどう違うのでしょうか?一般的に、ゲームとeスポーツの違いは以下のようになります。
- ゲームは主に娯楽を目的とするが、eスポーツはプロフェッショナルな競技として行われる
- ゲームは誰でも気軽に参加できるが、eスポーツは高度な技術や知識が必要
- ゲームは好きなようにプレイできるが、eスポーツは公式なルールや規定に従う
- ゲームは公的な成績や評価がないが、eスポーツは賞金やランキングなど報酬や評価がある
このようにeスポーツには”スポーツ”と同じよう、プレイヤーに能力や技術の向上が求められ、競技者同士の対戦や試合が行われます。
一方ゲームは”運動”と同じように、個人的な楽しみや娯楽として行われるのが一般的です。
つまり、eスポーツにおいても重要視されるのはその“競技性”なのです。
こうして比べてみると「運動とスポーツ」と「ゲームとeスポーツ」の関係は酷似していることがわかります。
ルールが明確に決められており、競技性の高いeスポーツは、”スポーツ”と言えるのではないでしょうか。
スポーツと呼ばれる他の競技
以上のように、eスポーツはスポーツの定義や歴史に照らし合わせると、スポーツと呼べる要素が多くあります。
また、身体を大きく動かさなくても「スポーツ」と呼ばれる競技はeスポーツだけではないんです。以下にいくつかの例を挙げます。
スポーツ名 | 具体的なスポーツ |
---|---|
マインドスポーツ | 将棋、囲碁、チェス、オセロ、麻雀、ポーカー、など |
スポーツボウリング | ボウリング |
シューティングスポーツ | クレー射撃、ライフル射撃、エアーシューティング、など |
モータースポーツ | レースカー、バイク、など |
これらの競技は伝統的なスポーツと比べて身体的活動が少なかったり、知能や技術が重要だったりします。
しかし、それでもちゃんとスポーツとして認められています。なぜなら、これらの競技もルールが厳格に決められており、競技性が高いと認められているからです。
このように、スポーツと呼ばれる競技は多様であり、一様な基準は存在しません。
それぞれに共通する要素や価値があり、プロフェッショナルが存在するのです。そしてその中には、eスポーツも当然含まれていると言えるでしょう。
まとめ:eスポーツはスポーツと言える
今回は、「eスポーツが頭おかしいと言われる背景」「eスポーツはスポーツなのか?」について解説しました。
結果的にeスポーツはスポーツと言えるでしょう。理由は下記の3つです。
・”スポーツ”とは本来「仕事や日常から離れて楽しむこと」娯楽や遊びといった意味合いが強い言葉
・eスポーツはゲームと違い、厳格なルール決めなど高い競技性を持つ
・身体を動かさなくてもスポーツと呼ばれる競技は多い
eスポーツに興味を持った方は、ぜひ自分でプレイしてみたり、観戦してみたりしてください。eスポーツの世界は広くて深くて面白いですよ!
このブログでは、eスポーツ入門をはじめ、ゲーミングPCやゲーミングデバイスなどについて発信しています。
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